あん摩・マッサージ・指圧とは

あん摩・マッサージ・指圧について簡単な説明をいたします。

 

最近はあまり「あん摩さん 」という言葉も聞かれなくなりました。

 

整骨院、接骨院、鍼灸院、鍼灸マッサージ院、整体院、タイ古式、リラクゼーションサロン、エステサロン、アロマ、ロミロミ、バリ風、英国式リフレクソロジー、台湾式足つぼ…など etc. 様々な療術業が増え「マッサージ」という言葉が一般的に使われる様になった為、施術を受ける患者様・お客様は余程のマニアでない限りそれぞれを「どの様な資格にて」「どの様な事をするのか」正しく説明できる方は少ないと思います。イメージ的には「名称が違うだけで同じ」「やってもらう事もあまり変わらない」という理解ですね。ここでは細かな説明は致しません。興味のある方はウィキペディアなどで調べてみると面白いですよ。 当院では自身の経験から良いものは取り入れる性格の為、判りやすい様あえてエステ、タイ古式やリフレクソロジーというメニューも提示しております。

 

□ あん摩術

肩が凝ると手を肩に当てます。目が疲れたときは目頭を手で押えています。これは無意識な行動です。手を当てることによって痛みや不快が軽減されます。子供に「痛いの痛いの飛んでけぇー」とさするなど正に手当です。あん摩、指圧、マッサージは「手当て」が手技になっているものです。手当ては大昔から人が本能的に行ってきました。あん摩術という整った形のものは、中国から伝わり、そして日本で改良を加えて、現在に至ります。私たちが行うのは「痛いの痛いの飛んでけぇー」のプロフェッショナルバージョンです。あん摩術独特の曲手といわれる業や運動法など交え施術。基本、着衣にて行うものです。

 

□ マッサージ術

マッサージ術は西洋が起源です。ヨーロッパの中世、近代を通じて維持され、現代西洋医学に受け継がれました。マッサージ術が日本に伝わってきたのは、明治にはいってからです。西洋医学の理学療法の一種であるマッサージ術をも日本に移入しました。現在では病院のリハビリテーション部門などで応用されています。基本手技はあん摩と似ていますが方向や刺激量などが異なります。もっとも異なることは皮膚に直接触れ施術することです。滑りやすくする為にパウダーやオイルを使用して行う事があん摩、指圧と一番異なる部分です。

「痛いの痛いの…」の精神は変わりません。

 

□ 指圧術

あん摩術の中の圧迫法が、発展したのもと言われています。英語名でもSHIATSUです。字の如く指で押します。「指圧の心は…押せば命の…」と子供の頃テレビで浪越先生が親指を立てていました。

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